フィルトマットの適用フィールド
データセンター
フィルトマットの
データセンターでの利用事例
データセンターは情報通信技術の発展にしたがい建屋内のサーバー集積密度、および活用度合いを飛躍的に高めており、処理されるデータ量は膨大の一途を辿っています。
その結果、データセンターの運営において電力使用量の飛躍的な増大問題、すなわち大量に発生する熱問題を抱えるようになりました。
この熱問題に対処するため、データセンターは強力な空調(CRAC)技術などを駆使していますが、これらの技術には大量の電力を必要とします。
化石エネルギーを用いた電力を大量に消費するコストは財務面での負担だけでなく、二酸化炭素排出量も増加させることになるため、世界的な潮流となっている脱炭素の流れに逆らうことになります。
冷却コストの上昇
そのため、施設運営の冷却コストが上がるにつれて、データセンターはより安価な電力で実現できる冷却方式を模索し始めました。
一部のデータセンターは、冷却コストが無料となるような寒冷地にデータセンターを建設しています。
しかし、すべての企業がそのような対策をするわけではなく、一般的には開放型冷却塔などを用いた冷却システムが採用されています。
この技術は、冷却循環水を強力なファンを用いて、大気中で強制的かつ効果的に冷却させることができ、他技術と比較して大幅に使用電力を削減することが出来ます。
そのため、結果として電力コストおよび二酸化炭素の排出量を削減することができます。
開放型冷却塔のデメリット
しかし、データセンター内部の空気温度を下げることを可能にする流体は冷却水に依存しており、このタイプの冷却システムでは、大気中もしくは水源自体から冷却効率を阻害する微生物、異物などが流入する問題を常に抱えています。
これらの微生物、異物などが冷却システムに流入すると、短期間でバイオフィルムなどが形成されて冷却システムの目詰まりを引き起こしてしまうことがあります。
冷却システムの目詰まりの対処法
これらの脅威に対処するため、データセンターでは一般的に次の2つの方法を用いています。
薬剤の定期投入
冷却システムに薬剤を定期投入して
微生物の繁殖を阻止する
ろ過装置で異物除去
冷却システムにろ過装置を設置して、
連続的にこれらの微生物、異物を除去する。
上記2つの方法は現場の状況に応じて組み合わせて用いるか、どちらか片方だけで運用することがありますが、信頼度の高い解決策は高いろ過精度を持つ水ろ過システムを用いて微生物、異物を強制的に排除することです。
フィルトマットは、日本国内だけでも冷却循環水ろ過用途に700台以上も設置されており、多くの現場で安定した実績を上げてきました。
データセンターの需要に伴う
環境への低負荷な技術の必要性
データセンターの需要はますます高まることが予測されていますが、同時に電力面でより環境に対して低負荷な技術を検討する必要もあります。
高性能な水ろ過システムは、より効率的かつ脱炭素の潮流に沿った施設運営を実現するのに重要なキーファクターであり、これらの技術を真剣に検討することが今後の重要な課題と考えます。
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