ダム・溜め池・湖沼水のろ過装置
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ダム・溜め池・湖沼水(湖、池、沼の水)を利用する際には、適切なろ過が必要になります。湖沼水をろ過したい場合、どのようなろ過装置が適しているのか等について解説いたします。
ダム・溜め池・湖沼水の利用
湖沼水は表流水の一種であり、様々な固形異物を含みます。
また水質変動もしやすく、活用するには水質変動を見越した性能を持つろ過装置が必要です。
ダム・溜め池・湖沼水をろ過する上でのポイント
湖沼水を原水として使用する場合、注意すべきことがいくつかあります。
流速が遅く滞留時間が長い
表流水としては湖沼水の他には河川水がありますが、両者の大きな違いとして、湖沼水は流速が遅く滞留時間が長いことにより、植物性プランクトンの増殖など、水質の悪化を招きやすいという性質があります。
そのためろ過の際、ろ過器・フィルターに目詰まりが生じやすい原水です。
大小様々な固形異物が混じる
湖沼には河川から様々な固形異物が流入し、滞留します。
そのため粗ゴミの除去も考えておく必要があります。
ダム・溜め池・湖沼水に適したろ過装置
湖沼水は上述のとおり、特に厳しい水質になるケースが多く、フィルターの目詰まりしやすいため、フィルターを自動で洗浄する「自動洗浄機能付きろ過装置」が用いられます。
オートストレーナ
オートストレーナは、従来型の自動洗浄ろ過装置です。
フィルター表面をブラシや逆洗にて洗浄することで詰まりを予防します。
ただし、湖沼水に関してはその洗浄力の限界から推奨されません。
フィルトマット
フィルトマットは、オートストレーナの問題を克服した上位版です。
フィルトマット スポット吸引洗浄タイプの製品では、絡みつく粘性の高い水質の湖沼水であっても、その高い洗浄力により対応します。
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