砂ろ過とオートストレーナの適用シーン

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砂ろ過とオートストレーナはろ過装置という広い括りに含まれるものですが、機能や用途は全く異なり、それぞれの特徴を活かして用いられます。
ここでは、砂ろ過及びオートストレーナを用いるシーンをご紹介します。

砂ろ過は、従来型の水処理(ろ過)装置における主役

砂ろ過は浄水処理から工業用水のろ過まで広く使われており、水に含まれる微細な固形異物や濁りを取り除きます。

浄水場では飲料水の製造(上水道)で用いられ、濁りの元となる成分を除去し、清澄な水を得たい場合に用いられます。
ただし砂ろ過も万全ではなく、数ミクロンサイズの病原性原虫(クリプトスポリジウム等)を通過させてしまう程度の精度であり、約10ミクロン~30ミクロン程度のろ過精度と見なされています。

そのため、より高度なろ過を行いたい場合は、一般的に水処理薬品と砂ろ過を併用する急速ろ過方式を採用したり、固形異物であればスレッド式ろ過装置、水溶性の物質であれば活性炭、除鉄除マンガン装置、イオン交換樹脂やMF/UF/NF/ROなどの膜ろ過などを単体、もしくはそれぞれを組み合わせて目的の物質を除去します。

この組み合わせは上下水道、工場等、広い分野で用いられています。

オートストレーナは、大きな固形異物を取り除く

オートストレーナは粗い固形異物を取り除く自動洗浄式ろ過装置です。

砂ろ過に比べると精度は非常に低く、濁度の低減もできないため、ろ過対象も比較的大きな固形異物に限定されます。

砂ろ過や後段で行なわれる高度処理(イオン交換、活性炭処理、膜ろ過等)の前に設置することで、後段の処理でのトラブルを防止します。

取り除いた異物は蓄積されていきますので、唯のストレーナーでは放置するとろ過スクリーンが目詰まりし、水が流れなくなります(閉塞します)。
そのような状況を回避するため、定期的に自動洗浄・排出する機能を搭載したものが、従来式の自動洗浄式ろ過装置であるオートストレーナとなります。

オートストレーナと砂ろ過の利用シーン

オートストレーナで粗いゴミを取り除き、砂ろ過(急速ろ過)で濁度を除去する

オートストレーナと砂ろ過を併用するシーンでは、オートストレーナは砂ろ過の前段に置かれ、予め粗いゴミ(固形異物)を取り除きます。
凝集剤で形成されたフロックはオートストレーナでは取り除くことはできないため、凝集沈殿処理の前にオートストレーナを設置することになります。

オートストレーナでプロセス水中の固形異物を除去し、砂ろ過で排水処理をする

例えば、洗浄水に含まれる塗料や繊維等の固形異物をろ過し、再利用できる水を取り出した上で、濃度の濃い排水は砂ろ過で処理し最終排水へ移送する事例がございます。

砂ろ過で冷却水を作り、クーリングタワーを通した後オートストレーナでろ過

配管やポンプの保護のため砂ろ過で清澄な冷却水の補給水を造り、開放式クーリングタワーを通すことで混入した異物をオートストレーナが取り除く事例がございます。

オートストレーナで夾雑物を除去し、後段のRO膜を砂ろ過で保護する

RO膜の前処理として、SDI値の低減が求められますが、それらをオートストレーナと砂ろ過またはUF膜などの組合せで実現します。

砂ろ過ではオーバースペック、オートストレーナでは精度不足なとき

これらシーンで、砂ろ過ではオーバースペック、オートストレーナでは精度不足であったり目詰まりが激しくトラブルが生じるケースがあります。

また、状況の変化や設備の更新により新たな水処理設備を構内に建設したくても、スペースや耐震対応の問題から導入できないケースもあります。

そのような場合、ここで紹介した多くの用途でフィルトマットが適合します。
それら課題を解決できる可能性がある、省スペースで高性能な自動洗浄式ろ過装置「フィルトマット」をご紹介します。

フィルトマットとは

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